その次の検索エンジン対策(Google)について その1
< 新Googleロジック“ハミングバード”の登場 >
2013年9月に開催された検索エンジンマーケティングの
カンファレンスで行われた対談内容から、次の検索エンジン
対策について(必要か否かも含め)考えてみようと思います。
◇「悪いサイトを落とす」から「よりいいサイトを精査して
上位表示させる」、新Googleロジック「ハミングバード」
の登場
2013年10月よりこれまでの減点評価をメインとした
通称「パンダ」から加点評価をメインとした「ハミングバード」
に徐々に移行しつつあります。
※「パンダ」:減点評価の特徴は以下のようなコンテンツ
(情報の中味)を精査した動きが中心でした
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・重複したコンテンツや無意味なコンテンツ
・意味のない文章を並べただけのコンテンツ
・対象ユーザーにとって役に立たない質の低いコンテンツ
・故意に質の低いリンクを増やす
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これらは検索ユーザーにとって検索結果の質を高める
ために実施されたもので、主に意味のない検索エンジン対策を
行う業者の“見せしめ”的な後ろ向きな目的で採用された
ロジックでした。
この「パンダ」から「ハミングバード」への移行により
9割ちかくのホームページ順位に影響があると予想されて
います。
◇「パンダ」と「ハミングバード」のロジックの違い
この2つのロジックの大きな違いは、これまでの
検索キーワードによる検索から、検索ユーザーと
Google先生側の“会話”による検索表示となります。
例えば、以下のような検索手法の違いになります。
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◎パンダ:「東京 ホテル 格安」
◎ハミングバード:「東京で一番安いホテルはどちらですか」
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ここからも分かるように今後のGoogleの検索ロジックは
Googleマップで採用されている音声認識・案内、
またSiriのような双方向による音声ナビゲーションを
目指しているようです。
ですのでGoogle側の機能でいいますと、キーワード分析から
(コンテンツ側とユーザー入力の)文章解読力・理解力に
移行しているといえます。
◇リンク対策について
リンク対策については人工的に貼られたものについての
Google側の認識(取り締まり)については一段落している
(といいますかもうかなり進行している)ため、今回の
ハミングバードでの新しいロジックというのは存在しない
ようです。
すでにリンク対策は検索エンジン対策にとって“無意味な”
対策という認識が広まりつつあります。
やはり、いちばん大切なのは“お客様にとって役に立つ情報”
(質の高いコンテンツ)を提供しているホームページなど
メディアが検索ユーザーにとってもGoogleにとっても優遇
されるものだという認識で間違いないようです。
その2< 誰のための情報(コンテンツ)か > に続く。