前2回にわたりFAXDMのメリット、デメリットを
克服する方法をまとめてきました。
今回はいよいよFAXDMで効果を出していくための
配信作業(委託)する際のポイントをお伝えいたします。
※自社で実施する場合でも外注する場合でも使えます
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1.FAXDMの配信目的の明確化
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これがなければ始まらない。
よく使われるFAXDMの目的は以下の通りです。
①資料請求をしてもらう
②個別面談(商談)件数を増やす
③商品の注文件数を増やす
④セミナーの申込件数を増やす
⑤キャンペーン情報の告知
ひとつの原稿には極力多くない目的を挿入したほうが
受け手側には伝わりやすいのは当然ですが、万が一
複数目的で実施される場合は必ず目的の優先順位を
つけておいてください。
なぜなら上記目的により原稿内容・デザインは全く
変わる場合があるからです。
2.法人リストの配信条件の設定
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これはターゲットの設定です(セグメント条件)。
上記1が決まれば配信するターゲットの条件も決まるはずです。
・都道府県(市町村、郵便番号レベル)
・会社規模
・業種、業界
・役職(決裁者、担当者)
また委託する場合には外注会社にも確実に伝える必要があります。
配信対象はFAXDMからの反響に対する対応作業にも関係
してきますので、事前に決めておいてください。
3.配信先のニーズレベルの確定
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弊社では事前にヒアリングシートをお客様に記載していただき、
お客様の意図と配信先(エンドクライアント)のニーズレベルが
あっているのかを確認します。
お客様のニーズレベルは以下の通りです。
★「いつかは客」へのきっかけ作り
★「そろそろ客」への“アナタだけのために”情報
★「いまはまだ客」と「どうしよう客」への喚起
★「もっと知りたい客」への比較情報
★「いますぐ客」のための限定オファー
4.FAXDM配信後の対応フロー
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当初予想していたレベルの反響数の時の動きは予め
考えられているとおもいます。
しかし予想レベルを超えて反響が多くなった場合に
どのように社内で対応していくかを予め考えておかないと
折角のお客様に対して機会損失をしてしまう可能性があります。
5.バックエンドへの販売ストーリー
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これは上記1にも関連してきますが、FAXDMの本来の目的は
“会社の売上・利益を上げる”こと。
その場合、FAXDMで集めたお客様をより価格や利益率の
高い商品・サービスに誘導しようとするのは当たり前のこと。
FAXDMでの反響をくれたお客様をどのようにアプローチ、または
育成してバックエンドサービスに繋げるかのストーリーを
作っておくかは、お客様の継続期間(継続率)にも関係してきます。
配信するのは手軽なFAXDMですが、その手軽さだけに企業側の
体制や信念は強固にしておいたほうが、配信までの全体の流れは
スムーズにいくこと間違いないです。