今回も株式会社シャノン様が発表された、
~2013年度「国内BtoBマーケティングの現状と課題」レポート~
に基づいて、BtoBビジネス向け、中小企業集客支援について
統括をしてみたいと思います。
それでは前回の続き、課題3位の対策からお伝えいたします。
課題3位:マーケティングにリソース(人材)をさけない
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
この課題、ほとんどの会社で実感するのではないでしょうか。
案外ここのポイントが中小・零細企業の現状の
すべての根源の場合もあるでしょう。
会社トップが“やればやっただけ成果で出る”という
昭和の神話を未だに引きずっている場合は、この傾向が
あるかもしれません。
私も2年間のコピー機営業で体験したのですが、どうしても
営業スタイルとして“足で稼ぐ”、“訪問件数だ”という
一種の「やっていれば少しは数字の出ない辛さが和らぐ」的な
まやかしが蔓延っているのも確かです。
そういった場合にマーケティングを実働させ、
成果を出すための鉄則をお伝えいたします。
成果を出すための鉄則をお伝えいたします。
①マーケティングの原理原則が必要だと分かる
・誰に(お客様)
・何を(商品/サービス)
・どのように(販売方法)
・なぜ(販売方法の理由)
まずはこの“原理原則”を受けて入れていただくことから
始めていただく必要があります。この原則を疑ってしまうと
今後会社が先に進めなくなる可能性があります。
②マーケティング担当の報酬を(基本+成果)に分ける
マーケティングはいわばPDCAサイクルが最も必要な会社の作業です。
やってみないとわからない!、という世界。
金額的な成果は出ないかもしれませんが、実は
“この手法は良くない”というノウハウが蓄積されるだけでも
会社の資産になることを理解する必要があります。
営業マンの報酬に(基本+成果)が多いように、
マーケティング担当にもこれと同じものを採用することで
担当者のモチベーションアップになります。
さらに言うとマーケティング担当は元営業マンで営業活動よりも
細かい作業が好きな地頭の良いタイプが適任でしょう。
課題4位:リード(見込み客)を増やす方法が分からない
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
課題3位から来る事象がこの4位です。
マーケティング施策を実施せず、当然検証も出来ないから
“いったい何をすれば良いかが分からない”、且つ
“失敗は出来ない(したくない)” 状態です。
おそらく、セミナーを頻繁に行く方、また集客商材を
集めるだけになってしまっているノウハウコレクターに
よくあるタイプです。
マーケティング担当の評価に減点法よりも加点法を
採用することで、ノウハウコレクターが生き生きして
活躍できる環境を作れるでしょう。